読書感想ブログ

小説、漫画、映画、ドラマの感想文です。 二匹の猫と暮らしていますので、猫の話も少々あります。

2020年03月

ベルセルク 40巻


「ベルセルク」の40巻は1年以上前に出ていたんですね。まるで気がつきませんでした。連載の速度が極端に遅くなっているように思われます。いつになったら完結するのでしょうか。心配です。
昨日の晩に顔面から脂汗が滴り落ちるほどの強烈な腹痛に襲われその後下痢をしました。原因に心当たりがありません。発熱していないのでノロウイルスとかではないようです。夜、全く一睡もできず、朝になってベッドから出てみると、外は雪になっていました。今では場所によって数センチほど積もっています。昨日の暖かさが嘘のように冷え込んでいます。下痢で体力を奪われた上にこの気温の落差は体にこたえます。今日中に体の調子が回復し、明日会社に出社する際には元通りになっていて欲しいです。ですが、この調子だとそれは難しそうです。東京都では不要不急の外出を控えるようにとのお達しも出ていることから、明日はともかく明後日は在宅勤務にしようと考えています。とにかく明日一日持ちこたえられるように腹の具合が回復することを祈るばかりです。
今、オナラなのか下痢なのか分からない圧力が肛門にかかったので、念のため安全を考えてトイレに行ったところ、真っ赤な血便が出ました。私の体はどうなってしまったのでしょう。発熱はしていないし、脱水症状で喉が渇くということもありません。客観的に考えれば、下痢そのものの症状はまだまだ軽い方なのでしょう。これ以上重症化しなければ良いのですが・・・。
この週末は、新型コロナウイルス感染症のためにもともと家に籠もっている予定でした。それが、まさか下痢によって家に籠もらざるを得ない状況になるとは想像していませんでした。予想外の出来事が発生して、まったく世の中は思い通りには行かないものです。



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マギ 30巻


全37巻のうち30巻まで読みました。巻数だけを見れば、ようやく終わりが見えてきた感じですが、ストーリーの方はまだまだ続きそうな様子です。バタバタとした終わり方にならなければ良いなあと思います。
私がマンガを読むのはほとんどがネットカフェです。ですが、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、人が密に集まる密閉された空間へは入ることを自粛した方が良い空気があります。今週末は、東京では、外出そのものの自粛が求められています。この週末を使って一気に最後まで読むつもりでしたので少し残念です。残りの31巻から37巻をいつ読むかは未定になってしまいました。ネットカフェではなく、TSUTAYAで借りて読むという選択肢もあります。そちらの方も検討した方が良さそうですね。
最近になって、宮部みゆきを読むシリーズを開始しました。「火車」「理由」と読んできて、今は「模倣犯」を読んでいます。とてもボリュームのある作品なので、しばらくはマンガを読む余裕はないかもしれません。新型コロナウイルス感染症と宮部みゆきを読むシリーズが合わさって、私から「マギ」の続きを読む時間を奪っています。もう一方では、新型コロナウイルス感染症対策の「在宅勤務」という仕事をサボって読書に費やす時間も発生しています。おかげで、社会人になってからでは病気で休職していた時期以来の読書量になってきています。病気で休職していた頃は、非常に重みのある本、例えば理論物理学の本とか、人類史についての専門的な翻訳本とかを読んでいました。その頃読んでいた本に比べれば「模倣犯」もそれほど時間をかけずに読める本に感じられます。外出が憚られる事によってこの週末に不意に与えられた読書時間ですから、せいぜい楽しみながらすごそうと思います。ベッドに寝っ転がりながら読み眠たくなったら寝る、読書に飽いて眠たくもならなかったら猫と戯れる、そういう贅沢な休日を過ごす予定です。孤独は人生の格別な贅沢だと思います。



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ゲームの王国 下巻

ゲームの王国 下
小川 哲
早川書房
2017-08-24

この「ゲームの王国」が日本SF大賞を受賞していることを知っていたので、SF要素がもっと前面に出てくるものだと意識しながら読んでいました。上巻ではSF要素はなく一部にファンタジー要素が見られるだけでした。ということは、これは意識して上巻ではSF要素を出さず、下巻からSF要素が出てくる、上巻とはガラっと感じが変わるのだと予想しました。下巻を読んでみた結果としては、たしかにSF要素は出てくるのですが、SF要素は要らないんじゃないかというものです。SF要素が無くても十分に面白い作品でした。久々に時間を忘れて夜遅くまで読んでしまいました。翌日は寝不足で会社でうつらうつらしてしまいました。面白かったです。
作中で一体何人の人が死んだのか数えてはいませんでしたが、とにかくバタバタ人が死にます。主要な登場人物も例外ではありません。どんどん死にます。これはつまり現実にも起きたことなのでしょう。ポルポト派の支配下で起きた悲劇が克明に描かれていて、カンボジアの歴史の勉強にもなりました。主人公達の暮らす村の人々の馬鹿さ加減がユーモラスです。ただし、土と会話できる“泥”だけは、かっこよく大暴れします。この部分は痛快でした。
新型コロナウイルスの影響で在宅勤務が導入され家で仕事をする機会が生じました。しかし、自宅のパソコンからは会社のシステムに接続できないので、できる仕事はエクセルでデータを編集するか、ワードで文章を作るかといった程度に限られています。予定していた仕事が早々に終わってしまうと、もう何もやることがありません。できることが無いのです。それで仕方なく図書館から借りた本を読書することになります。おかげでこの2週間ほどで、ボリュームのある作品を次々に読むことができました。仕事をさぼって(というより仕事ができなくて)読書をするのは気が引けます。気が引けますがまあしょうがないじゃないかと思うことにしました。精神衛生的にその方が良さそうなので。



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ゲームの王国 上巻

ゲームの王国 上
小川 哲
早川書房
2017-08-24

図書館で3か月くらい待たされてようやく借りることができました。いっそのこと買って読もうかと考えてもいました。待ちに待っただけ期待度が高まって、普通に読めるか心配でしたが、ぐいぐいと読ませる文章で、問題なく読むことができました。待たされている間にネットで少し調べたところ、この「ゲームの王国」は日本SF大賞を受賞しているようです。しかし、この上巻を読み終わった時点では、まだSF要素は出てきていません。土と対話ができたり、輪ゴムが未来を予言したりしていますが、これらはSFと言うよりはファンタジー要素だと思われます。下巻で大きく展開が変わるのであろうと思われます。下巻を読むのが楽しみです。
新型コロナウイルスの影響で自宅で在宅勤務をしています。平日に自宅にいるとまるで会社を休んでいるような気分になります。ついつい日だまりで暖まりながら小説を読んだり、猫と戯れたりしたい誘惑に駆られます。そしてその誘惑に従順に従います。ダメな人間だなあと自分でも思います。今日は会社でトラブルがあったようで、自宅に電話がかかってきました。原因はどうやら私が送ったメールが不十分だったことにあるようです。また自己嫌悪の嫌な気分になってしまいました。そういうことがあっったからブログを書いている訳ではありませんが、仕事をする意欲が萎えてしまったのは事実です。もう一度気を取り直して仕事に戻りましょうか。仕様がありませんね。



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焼きたて!!ジャぱん 21巻


出掛けた先のつくばで献血をする度に、そこの献血ルームに置いてあるマンガを読んでいます。この「焼きたて!!ジャぱん」もそんな献血のついでに読むマンガです。これまで21巻までを読みました。全26巻の作品ですから、もうすぐ終盤です。ですが、21巻を読み終わったところでも、話はまだまだ続きそうな感じです。パネルクイズアタック25のシステムを取り入れた、パンバトルはまだ中盤にも至っていません、これから中盤戦といったところです。今後、急展開するのでしょうか。あまり大きな興味はありませんが、次回つくばに行った時には最終刊まで読んでしまうでしょう。何か少し空しい気もします。
東京では桜がほぼ満開になってきましたが、つくばではまだ開花していませんでした。やはり、電車で2時間の距離を感じてしまいます。ただ病院に通うためにそんなに遠くまで行く必要があるのか、再検討の余地があるのかもしれません。往復4時間かけて病院まで行き、30分ほど待たされて診察室に通され、診察は10分程度で終わります。たった10分のためにそんなに遠くに行く必要があるのか。Suicaを使っているので細かいところまで分かりませんが、電車の運賃も2500〜3000円程かかっているはずです。以前は、つくばまで車で通っていました。往復にかかる時間は電車で通うよりもかかっていました。でも、私は自動車の運転が好きなので苦にはしていませんでした。その車を今年に入ってから処分してしまい、今はもうありません。車を処分した勢いで、病院も替えてしまうことを検討する頃合いに入ったのかもしれません。じっくり考えてみます。



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零號琴

零號琴
飛 浩隆
早川書房
2018-10-18

近所の図書館に予約していて、1か月くらい待たされました。出版されて1年半ほどたっていますが、まだ人気があるということなのでしょうか。私の最近の読書は、知人に紹介された本(作者)を図書館で借りて読むというスタイルです。この「零號琴」に関しては、飛浩隆という人の作品を読んでみてはどうか、と薦められて「自生の夢」という短編集を読み、なかなか面白かったので、今度は長編を読んでみようと発案した次第です。タイトルから分かるとおり、この作品の主題は音楽です。琴ではなく鐘ですが。首都全体を覆い尽くすほどの多量の鐘による音楽。この音楽が人の精神・文化・歴史を揺さぶります。もう一つの重要な道具立てとして仮面(仮面の仮という字が難しい漢字なので私のパソコンでは表示できません)が出てきます。これら鐘と仮面を用いて歴史劇を上演することによって、惑星の、自分たちの知られざる歴史を知ってしまう。そういうお話です。こういうSF作品を読んでいてつくづく感じるのは、作者の想像力の豊かさと描写力の素晴らしさです。ここではない世界、現実にはありえない風景、異質な文化などを表現していて、それが読み手に伝わることが分かっていることが素晴らしいと思います。私は自分の頭で考えていることを、他人に上手く伝えられない精神上の病に悩まされています。他人の考えていること、他人の表現も、リアルタイムではなかなかうまく理解できません。頭の中で情報を処理するのに時間がかかってしまうのです。従って、会話は弾まず、自分の考えも他人の考えも伝わらず、そのために会話を恐れてしまうので、孤独になっていきます。ここ10年程そのような状態にあります。自分でも仕事を続けられているのが不思議です。もしこの症状が現れるのが10年早かったら、社会は私のような人間を受け入れていたでしょうか。多様性受け入れる風潮は最近になって営利企業にも定着してきました。ありがたい時代です。しかし、あと15〜20年は会社で働かなくてはなりません。考えると気が重くなります。



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つくばの病院へ

毎月のことですがつくばにある病院へ通うために、秋葉原からつくばエクスプレスに乗っています。Wi-Fiがつながるみたいなので使っていたら、つながっているのは駅だけでした。沿線上ではどこでも使えると思ったのに、使えないですね。残念です。沿線上どこでもつながるようにするのは、コストがかかりすぎるのでしょうか。多分そうですよね。
電車はガラガラで採算が取れるのか心配になる程です。これはコロナウイルスの影響ではなく、もともと利用者が少ないのだと思います。
私は5〜6年前までつくばに住んでいました。その頃は通勤電車が空いているのは、身体も心も楽なので、ただただうれしく、つくばエクスプレスの経営状態などには興味がなかったのですが、今はこの利用率の低さが気になります。
つくばエクスプレスの沿線の人口は、年々増加しているはずなので、今後は電車がどんどん混んでくるのかもしれません。そうなれば、高めに設定されている運賃も下がってくるのではないかと期待しています。
斜め向かいに座っている人がワンカップ大関を飲んでいます。土曜日の午前中から酔っ払っていないといけない気分なのでしょう。電車も空いていることだし多めにみます。
将来電車が混むようになっても、このようなのんびりした空気が残されていたら良いなあとおもいます。

鬼滅の刃 19巻


一つ、人の世の生き血をすすり・・・二つ、不埒な悪行三昧・・・三つ、醜い浮き世の鬼を、退治てくれよう鬼滅隊。上弦の弐までをも退治してしまいました。今回は斬り殺すのではなく、毒殺するというのが新しい表現です。この調子ではあっという間に鬼舞辻無惨まで到達してしまいそうです。意外にクライマックスは近いのでしょうか。まだ19巻ですし、人気もあるのですから、もっともっとお話は続けられると思うのですが・・・。
今週は軽いギックリ腰になってしまい、近所の劣悪な環境の安いネットカフェに通うことを断念しました。狭いブースに長時間籠もるのは明らかに腰に悪そうです。3連休ですが病院に行く以外は家でおとなしくして過ごす計画です。連休初日の今日は、洗濯と掃除を済ませたら、読書で時間をつぶしたいと考えています。読む本は、飛浩隆さんの「零號琴」です。近所の図書館で借りた本で、既に206ページまで読み進めています。これで全体の3分の1程度ですから、少なくとも今日は残りの3分の1ほどまで読もうと思っています。
何処でもそうなのかもしれませんが、新型コロナウイルス対策で、近所の図書館が閲覧禁止になってしまいました。予約した本の受け取りと返却のみができる状態です。今、借りている本は飛浩隆「零號琴」と小川哲「ゲームの王国」上下巻です。どれも結構ボリュームがあるので、しばらくは活字に飢えることは無さそうです。来週以降は、また宮部みゆきシリーズに戻りたいと計画しています。



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火車

火車 (新潮文庫)
みゆき, 宮部
新潮社
1998-01-30

宮部みゆきさんの小説を読むシリーズの2作目は「火車」です。多重債務者がいかにして借金から逃げるのかを描いた作品です。お話は人を殺し経歴を奪って別人になりすます女を追跡することで展開していきます。この女は自分で借金を作った訳ではなく、父親の借金から逃れるため、冷静かつ計画的に行動します。それを休職中の刑事が私的に追います。
私が30歳頃に、父親がギャンブル依存症になり、街金から1千万円以上の借金をして失踪するという経験をしました。父親は失踪先で野垂れ死にすると思っていました。残された借金は、母親と共に弁護士に相談し、過払い金が返ってくる結果となり助かりました。その後、父親は生きて返ってきたのですが、失踪先で自殺していた方が、父親のために良かったろうと私は思います。冷たいようですが借金を作って家族を置いて逃げて解決してから返ってきても残りの人生を楽しく過ごすことなどできないだろうと思うからです。プライドをへし折られて生き恥をさらす姿を見たくないのです。そこに未来の自分を見るようで私は絶望し精神を病みました。父親と私は似ているのです。心の病の原因は他にもあるので全てを父親の所為にするのは行き過ぎですが。
かく言う私も、これは悪い遺伝としか言いようがないことですが、ギャンブル依存症気味で働いて得た貯蓄が、ギャンブルによってぐんぐん目減りする日々を送っています。ありがたいことにまだ借金してまでギャンブルに手を出すレベルには到達していません。しかし、特に目的もない人生をだらだらと過ごす今の暮らしの延長線上には父親の情けない姿が見え隠れしています。私も父親のようになる可能性は高いでしょう。ただ、父親と違うのは私には残される家族がいないということです。せいぜいが猫くらいです。気楽にやっていこうと思っています。



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宇宙の眼

宇宙の眼 ハヤカワ文庫SF
フィリップ・K・ディック
早川書房
2014-09-25

タイトルにも表紙にも印象的な“眼”ですが、本文で出てくるのが早すぎ、また、出てくるのが1回だけでした。「宇宙の眼」を読む前には、眼がもっと禍々しくストーリーに絡んでくるものと想像していたので、ちょっと拍子抜けです。ですが、内容は濃く、読み応えのある1冊でした。
粒子加速器で事故が起き高エネルギーの放射に曝された主人公達は、信仰心によって神の力が具現化される非形而上学的へんてこな世界にいることに気づきます。それは、事故にあった1人の精神が反映された世界で、その人が死ぬとリセットされ、別の人の精神が反映された世界になります。それの繰り返しがストーリーの柱となっています。そういうシュールな世界は、フィリップ・K・ディックのお得意です。私はひとつ目のへんてこ宗教の世界が気に入りました。現実に存在していたら、ちょっと行ってみたい誘惑にかられそうです。もし、そんな世界に行けるのなら、“テトラグラマトン(聖四文字)であらわされるおかた”にお祈りして、言葉をしゃべれる猫を具現化してもらいたいです。ただし、不信心な姿勢を見せれば罰が下されるので、私のような信仰心の薄い人間には暮らしづらい世界かもしれませんが。
この「宇宙の眼」には、フィリップ・K・ディックの実世界に対する不満が反映されているのかもしれません。信仰心の薄いもの達、美しい世界には不要な様々な物、共産主義と労働者階級の不満、生きることに飽きた者ども。それは普遍的な問題意識で、現代でも十分に読者の心を打つのかもしれないと思います。
図書館にあるフィリップ・K・ディック作品は、ほとんど読んでしまいました。あと2、3冊で終わりだと思います。すこし名残惜しいです。



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マギ 13巻


知人に前々から勧められていたものの、読めていなかった漫画を、ネットカフェに籠もって読んできました。「マギ」です。今回は1巻から13巻までを読みました。「マギ」は全34巻なのでおよそ3分の1程を読んだことになります。出だしの1〜2巻はふーんという程度の読み方でしたが、その後嵌ってしまい、かなりガッツリと感情移入して読みました。途中数カ所で目頭が熱くなることもありました。続きを読むのが楽しみです。
現在私が通っているネットカフェは持ち込みが可能なのでパンを2つ買って持ち込みました。午前11時頃に入店して、10時間コースを選択し、「マギ」13巻までを含めて、20冊くらいを読み、途中でパンを食べ飲み物を3杯飲みました。料金は2200円なので、なかなかお得だと思います。惜しむらくは、禁煙と喫煙が綺麗に区分けされていないので、たばこの臭いが気になります。それとブースが狭く、椅子がそんなに良くないので、10時間も籠もっていると体が痛くなることも減点対象です。持ち込みが可能なうえ料金が安いので我慢するべきでしょうか。TSUTAYAのコミックレンタルで借りてくるのとどっちがお得で使い勝手が良いのか考えどころかもしれません。私は比較的時間に余裕のある生活をしているので、ついついネットカフェに足を運んでしまいますが。



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ドメスティックな彼女 26巻


少年誌に連載されている作品としては、性描写が過激すぎるのではではないかと思っていましたが、読み進めて行くにつれて、エロいのではなく愛情表現なのだと感じるようになってきました。読み手というか受け手の側の問題だということき気づいたということです。読者が純真な心を持っていれば問題はないのかもしれません。しかし、それでも子供に与える影響を考えると、過激な描写はどうなんだかなあと思います。
私の個人的な好みとしては、お姉さんの方が良いのですが、主人公は妹の方を選んだようです。年齢が近い方が良いということでしょうか。理解できません。
この物語は明確な結末を想像しにくいところがあります。私の想像力不足かもしれません。ドメスティックと言っている以上、姉か妹、どちらかを明確かつ最終的に選択したところがゴールでしょう。彼女から伴侶へと変わる瞬間が遠からず訪れるのではないか。そう考えています。しかし、それではあまりにも単純すぎます。きっとそういう風にはならないのでしょう。では、どうなるのか。それがまったくノーアイデアです。注意深く続きを読み進めることにします。



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理由

理由 (朝日文庫)
宮部 みゆき
朝日新聞社
2002-08-01

これからしばらく宮部みゆきさんを集中的に読んでいく予定です。
手始めに「火車」を読むつもりだったのですが、図書館の本は貸し出し中だったので、「理由」から読み始めることになりました。画像は文庫版ですが、私が読んだのは単行本の方です。1週間賭けて読む予定だったのですが、ぐいぐいと読み進めてしまって、4日で読み終わりました。その分、睡眠時間が削られてしまいました。罪な小説です。
舞台はバブルの余韻が残るタワーマンション。その一室で起きた一家殺人事件の顛末が書かれています。
この「理由」は登場人物の多い小説です。ですが、描き分けがきちんとされているので、誰が誰だかわからなくなることはありませんでした。登場人物達は全て突飛なキャラクターではなく、どこにでもいそうな人物達で、それが何故か悲劇に繋がっていく様が矛盾無く書かれています。
話の展開は、急ぐことなく、また、焦らすことなく、蕩々と流れていきます。本作は新聞の夕刊に連載されていたそうなのですが、リアルタイムで読んでいた人は、嘸かし続きが気になっていたことでしょう。
今、私は新聞を取っていないので、連載されている小説を読むことができません。小説を読むために新聞を取ってみるのも良いかもしれません。考えてみます。



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BASARA 27巻


番外編というか外伝的な数冊も含めて読み終わりました。全27巻はなかなかのボリュームです。結局、全てが上手く行く大団円でした。そうなるとは予想していたものの、もう少し波乱があっても良かったとも思います。しかし、読者の年齢構成を考えれば、40代のおっさんの要望が採り上げられることはなく、少女の願望を満たす方が当然重要です。ですので、本来はこういう作品を読む時は、心を少女にして読む必要があるのでしょう。今回、心が少女になっていたかは怪しいです。しかし、楽しく読めました。大いに満足です。
世界を襲った厄災とはどんなのもだったのか、諸外国は日本と同じような被害にあったのか、そういったことは明らかにはされませんでした。中国の状況が多少、番外編でわかりましたが。きっと、そのような疑問は、この作品を読む上では必要なないことなのだと推察されます。モンスーンの影響を受ける日本列島の西側が砂漠化していることから想像をたくましくすると、地球の自転軸がずれるほどの何かが起きたと考えられます。地球規模のカタストロフがあったのでしょう。ただ事ではありません。
このように本編とは関係のないことも考えながら読んでいました。なかなかに考えさせられる作品です。



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