ソロモンの偽証 第II部 決意
宮部 みゆき
新潮社
2012-09-20

第一部事件と第二部法廷を結ぶブリッジ部分になるのでしょうか。細やかな伏線が回収されつつまた新たな伏線を配置しています。文章を書くという作業はかくも繊細なのかと感嘆させられます。
私が何故この「ソロモンの偽証」を読んでいるかというと杉村三郎シリーズを読むためです。第3部法廷の巻末に杉村三郎シリーズの「負の方程式」という作品が収録されているからです。しかし今では「ソロモンの偽証」の続きを読みたい気持ちが高まり、杉村三郎シリーズを読むためと言うより「ソロモンの偽証」を読むことこそが目的に変わっています。既に第3部も入手済みです。
梅雨空が続き今日などは肌寒いくらいです。子供の頃夏になるとプールの授業がありましたがこの様な天気の時は寒さに震え唇が紫になっていた子もいたなあと思い出されます。私は寒さには強いのですが暑いのは苦手で熱帯夜が来ると寝不足になることもあり夏は苦手です。エコロジーの為なのかはたまた唯のケチなのかエアコンをつけっぱなしにしていると罪悪感で心が痛みます。しかし年を追う毎に心の痛みが麻痺してきてエアコンのつけっぱなしが苦ではなくなり少しずつではありますが夏を楽に乗り切れるようになってきました。若い頃に比べれば明らかに体力が落ちてきているのにもかかわらず夏バテを起こさなくなってきているのです。また夏になると食欲が落ちて夏痩せすることが高齢でしたが最近では逆に意識して食事を積極的に摂るようになり夏に太ることの方が多いようにも思えます。現に今年は既に2キロ太っています。メタボリックシンドロームを気にしなければ夏場に体重が増えることは良いことなのですが・・・。体重を考える時食事と共に重要な要素として運動があります。40歳を迎える前はプールで泳いだり長距離を歩いたり自転車に乗ったりと身体を動かしてカロリーを消費することに気をつかっていました。しかしこの頃は全く運動をしていません。胴体には脂肪が張り付きダブダブしている一方手足の筋肉は衰え細くなっています。人様にお見せすることのできない体型になってしまいました。せめて腹回りだけでもスッキリさせたい。そう思うのですが身体が言うことを聞いてくれません。食は偏り時間があればゴロ寝をしている現在の生活を根底から見直さなければメタボからの脱出は叶わないでしょう。わかってはいるのですが・・・。



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