家の本棚にあったのを読んだ。と言っても読んだのは数年前になる。“鬼才”松本次郎の3作目の中編作品だ。初めて読んだときはとても大きな衝撃を受けたのを覚えている。松本次郎作品の主人公はエンディングで救われたり新たな目標を持ったりして、先の明るい状態にいることが多い。しかし、この作品を読み終えたときの感想はこれで良かったのだろうか?というものだった。何事にも無気力で妄想の世界に浸ることの多い主人公がそれを超えて現実世界に向き合っていくという姿だと思われるのだが、それで過去を振り切ることができたのかというとそうではなくて疑問が残る終わり方だった。しかし、そこに辿り着くまでの痛々しさは消えていた。松本次郎の作品はラストで心を鷲掴みにしてくるものが多いが、この「未開の惑星」はそうではなかったのかもしれない。作者の意図がどの辺にあったのか聞いてみたい気もする。
昨日の夜自分の身体を使って実験がしてみたくなり、処方されている分量を大幅に超えて多幸感があるとされる向精神薬を飲んだところ、精神的な部分には特に何も起きなかったものの異常なくらい喉と口の中が乾いて不快な状態になったその状態は一夜明けた今日も続いている。身体に異常が出ているので全く作用がないわけではないのだろうが多幸感は幸か不幸か全く訪れなかった。時には依存症になるとされる薬だったので、その効果に期待していたのでかえってがっかりした気分になった。もっと多量に飲まないとその真価が分からないのかもしれない。毒キノコも小さく囓りながら食べれば、毒に当たる寸前までなら食べられないこともないというので、この薬も少しずつ服用量を増していけばハイな気分になれるのかもしれない。しかし、その前に身体への影響が強く出て我慢できなくなるかもしれない。今日はもうこれ以上摂取すると明日の仕事に差し障りが出るかもしれないので、実験を続けるのはやめておくことにした。来週の週末は往復4時間をかけて茨城県つくば市まで心療内科に通院しなくてはならないので実験の続きは再来週の週末まで延期することになる。もう一歩二歩踏み込んだところでどの様な結果になるか楽しみである。
テラの眼薬がきれて眼の状態が思わしくない状態になったので獣医に連れて行った。推定1歳の雄猫としては小柄だと思っていたが、獣医で体重を測定したところ「すいぶん大きいですね」と言われた。顔が小さいために見た目が小さく感じられるので、そのギャップがあるのかもしれない。獣医の診察の結果、眼には深刻な問題は全くないことがわかり一安心した。これまでの「抗炎症剤+抗菌剤」から「ステロイド剤+抗菌剤」に処方される目薬の組み合わせが変わった。ステロイド剤は副作用が心配だったが、内服薬と違い目薬ではほとんど問題ないと言われた。テラの眼の調子を見ながら点眼して行きたい。最近はテラが力をつけてきていて嫌がるところに目薬をさすのが段々難しくなって来ている。これも成長の証なのだと思う。こちらも目薬をさすスキルを磨かねばならない。あと10日ほどでテラの初の推定誕生日が来る。特にお祝いなどする予定はない。いつもは週1回に限定している生エサを与えるか、マタタビを与えるかくらいだ。生エサの方は素直に喜ぶ姿が目に浮かぶが、マタタビの方は良い反応が返ってくるかはわからない。思い返してみたところ、これまでテラにマタタビを与えたことがないことに気がついた。マタタビは個体差があるという話や、子猫には効果がないこともあるという話を聞くので、推定誕生日に投与実験してみたい。効果はあるのだろうか。これまで4匹の猫を飼ってきたがちゅーるはどれにも与えたことがないので、今回試してみるのも良いかもしれない。今月末には私の仕事も落ち着いてくると思うので、ゆっくりとテラの1歳を祝ってやりたいと思う。
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