番外編というか外伝的な数冊も含めて読み終わりました。全27巻はなかなかのボリュームです。結局、全てが上手く行く大団円でした。そうなるとは予想していたものの、もう少し波乱があっても良かったとも思います。しかし、読者の年齢構成を考えれば、40代のおっさんの要望が採り上げられることはなく、少女の願望を満たす方が当然重要です。ですので、本来はこういう作品を読む時は、心を少女にして読む必要があるのでしょう。今回、心が少女になっていたかは怪しいです。しかし、楽しく読めました。大いに満足です。
世界を襲った厄災とはどんなのもだったのか、諸外国は日本と同じような被害にあったのか、そういったことは明らかにはされませんでした。中国の状況が多少、番外編でわかりましたが。きっと、そのような疑問は、この作品を読む上では必要なないことなのだと推察されます。モンスーンの影響を受ける日本列島の西側が砂漠化していることから想像をたくましくすると、地球の自転軸がずれるほどの何かが起きたと考えられます。地球規模のカタストロフがあったのでしょう。ただ事ではありません。
このように本編とは関係のないことも考えながら読んでいました。なかなかに考えさせられる作品です。
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